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「就活の軸」とはなにか。ブレない軸の見つけ方を教えます

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就活の軸って聞いたことありますか?

実はこれ、就活をする人なら絶対に持っておきたい武器なんです。

今回はそんな就活の軸についてのお話です。

是非、お付き合いくださいませ。

就活の軸こそが就活成功のカギを握る

最初に申し上げておきましょう。

就活の軸こそが、就活成功のカギを握る、といっても過言ではありません。

就活の軸がある人とない人では、就活の進め方や考え方、スタンスに至るまで、さまざまなことに違いが出てきます。

就活の軸こそが就活成功のカギを握る。

まずはひとつ、こちらを頭に入れておいてください。

就活の軸は「就活で絶対に譲れないこと」

就活の軸とはそもそも何なのか。

ご存じない人もいるんじゃないでしょうか。

就活の軸とは、「就活で絶対に譲れないこと」です。

これは、自分なりの判断基準や、価値観でOK。

「これだけは譲れない」という軸を自分の中に1本持っておくだけで、一貫性を持って企業にアプローチができるようになります。

就活界隈では、就活で絶対に譲れないことを「就活の軸」と呼び、大事にしているのです。

なぜ就活の軸が必要なのか

では、なぜ就活には就活の軸が必要なのでしょうか。

就活の軸を持つことによるメリットを解説すれば、イメージが湧きやすくなるでしょうか。

  • 効率よく就活を進められる
  • 短期的な視点:ESや面接に通過しやすくなる
  • 長期的な視点:企業に入社後のミスマッチを防げる

 就活の軸をひとつ持っておくだけで、これらのメリットを享受することができるんです。

個人的にはお得感をすごく感じられるんですよね。

願ったり叶ったりの就活の軸、ひとりにひとつずつ、いかがですか。

効率よく就活を進められる

就活の軸を設けると、効率よく就活を進めることができます。

自分の中の軸を定めることで、志望動機を具体的に表現することができる。

つまり、採用担当者を納得させやすくなるのです。

また、志望する業界もその軸に沿って選べばよいため、あーでもないこーでもないとやってる時間が浮きます。

就活の軸に沿った企業選びと志望動機で、効率よく就活を進めることができるのです。

短期的な視点:ESや面接に通過しやすくなる

短期的な視点から見た、就活の軸を作るメリットは「ESや面接に通過しやすくなる」ということです。

仮にあなたが採用担当者だとして、いうことや志望動機などが一貫している就活生のほうが魅力的ですよね。

ポイントはそこです。

就活の軸を持っている人は、採用担当者から見ても一貫した思考を持っており、魅力的に見えるのです。

結果として、ESや面接に通過しやすくなるというメリットがあります。

長期的な視点:企業に入社後のミスマッチを防げる

長期的な視点で見た就活の軸のメリットは、入社後のお話です。

企業に入社した後のミスマッチを防ぐことができます。

自分の中で軸が確立されているのであれば、あとはもうその軸に沿って動くだけです。

就活の軸に近い企業を選ぶことができるため、入社後も高い満足度で仕事をできる可能性が高まります。

そういう会社では長期的に満足して働くことができるため、就活の軸を持つことは重要な意味を持つのです。

企業が就活の軸を知りたがる理由

では、なぜ企業は就活生に対し、就活の軸を知りたがるのでしょうか。

この項目は採用担当者の目線に立ってお話を進めていきましょう。

  1. 入社後の離職率を抑えられるから
  2. 志望動機が薄い就活生をふるいにかけるため

新卒で人を採用するためには結構なコストがかかります。

そのため、採用担当者もできるだけコストを抑えたいと思うことは当然です。

そんな時に効率よく高水準で就活生を評価できるのが、就活の軸なのです。

企業がなぜ就活の軸を知りたがるのか。

理由を考えていきましょう。

入社後の離職率を抑えられるから

せっかく採用したのに、ミスマッチが生じてすぐにやめられてしまってはたまりません。

そのため、採用担当者は自分の会社で長く働いてくれる人を求めています。

就活の軸を知りたがるのにはそこに理由があるのです。

先述した通り、就活の軸には企業と就活生との入社後のミスマッチを防ぐ効果があります。

ミスマッチを防ぐことで得をするのは、企業も同じなのです。

就活の軸を持っている就活生を採用することは、入社後の離職率を抑えることに直結します。

そのため、採用担当者は就活の軸を知りたがるのです。

志望動機が薄い就活生をふるいにかけるため

就活の軸は、志望動機との一貫性が求められます。

志望度が低い就活生に内定を出すと、内定辞退をされ、採用にかかったコストが無駄になりますよね。

なので、採用担当者は志望度が本当に高いのかどうかを見極めるために、就活の軸を問うのです。

就活の軸は企業に大きくアピールできる要素であるとともに、嘘がばれる可能性もあります。

一貫した就活をするためにも、就活の軸は必要ですね。

就活の軸は本音と建て前、2つを作る

就活の軸は、本音の就活の軸と建て前の就活の軸、合計2つを作ることをおすすめします。

どーんと1本で構えろといったばかりですが、この2つで1本の太い軸だと思って勘弁してください。

本音と建て前をいかに使い分けることができるかが重要になってきます。

就活の軸の取扱説明書とでも題しておきましょうか。

建て前はこんな時、本音はこんな時、と、それぞれ説明していきます。

本音を言い換えた建前の就活の軸を作る

就活で基本的に使うのは、本音を言い換えた建前の就活の軸です。

建て前の軸は、

  • 専門性を活かした仕事をしたい
  • お客様の悩みに寄り添いたい
  • この国を元気にしたい
  • 人々の生活を支えたい
  • 形のないものに価値を与えたい

など、いわゆる「夢」のようなものです。

自分の将来の夢に軸を寄せて、自分の建前の軸を作りましょう。

これが、表向きで良く使う就活の軸になります。

本音の就活の軸を使うのは最終手段

建前があれば、本音もあります。

本音の就活の軸は、ここしかない、という最終手段で使いましょう。

  • 給料の高い会社に入りたい
  • ネームバリューのある会社に入りたい
  • 残業が少ない会社がいい
  • 合コンでモテる会社に入りたい
  • 大手企業がいい

など、本当は胸の奥底で眠っている本音を軸にするのです。

ただし、使いどころは慎重に見極めなくてはいけません。

本音の軸を面接やESで出してしまうと、印象が悪くなることは間違いありません。

そのため、本音の軸は圧迫面接を避けるために使うことをおすすめします。

圧迫面接で辞めたくなった時に本音の軸を出せば、長く感じる圧迫面接もすぐ終わります。

建前の軸とは使い方が少し違いますが、本音の軸も持っておくと就活は盤石でしょう。

自分だけの就活の軸を決める方法

では、ここからは自分だけの就活の軸を決める方法を解説していきます。

自分だけの就活の軸を決める方法は、

  • 仕事に求めるものをリストアップする
  • 自分の持っている能力を整理し、活躍できる場所を探す
  • 気になる/やりたい仕事をリストアップする
  • やりたくない仕事をリストアップする

こんな感じです。

自分が何をしたいのか、自分には何をできるのか、という「Can」の部分と、自分の将来はこうなっていたいという「Will」の部分をリストアップします。

自分がなにができて、将来何になりたいのかを書き出すことで、就活の軸を設定することができるのです。

自己分析にも似ている部分があるため、就活の軸は設定しておいて損はないでしょう。

就活の軸を持つ際の注意点

最後に、就活の軸を持つ際の注意点を解説していきます。

  • 広範囲に当てはまるような就活の軸は持つだけ無駄
  • なぜそれが就活の軸なのか、理由も伝える
  • 志望動機と就活の軸は一貫性を保つ

就活の軸は、注意しておかないと無駄なものになります。

就活で本当に使える軸を持つためには、注意点をしっかり理解してから設定するようにしましょう。

広範囲に当てはまるような就活の軸は持つだけ無駄

広範囲の業界にヒットするような就活の軸は、もはや軸とは呼べません。

そのような就活の軸は持つだけ無駄です。

就活の軸は、採用担当者に自分の志望度の高さをアピールするために使います。

それなのに、他の業界も志望できるような就活の軸を出されても、好印象にはつながりませんよね。

広範囲に当てはまるような就活の軸は持つだけ無駄です。

広く浅くではなく特定の業界に対して狭く深く、そんな就活の軸を設定するようにしましょう。

なぜそれが就活の軸なのか、理由も伝える

なぜその就活の軸を設定したのか、という理由も、採用担当者にアピールできます。

就活の軸を理由なしに設定するわけはないでしょう。

その就活の軸が上辺だけでないことを証明するために、理由も付け加えておくと効果的です。

就活の軸とその理由を合わせて伝えることで、企業の採用担当者に熱意を伝えることができます。

就活の軸を設定する前に、なぜそれが就活の軸なのか説明できるかを考えてみましょう。

無事に説明できるのであれば、あなたの就活の軸は本物です。

志望動機と就活の軸は一貫性を保つ

志望動機と就活の軸は一貫性を保つようにしましょう。

志望動機と就活の軸がずれていては、かえって志望度が低いことを露呈しているようなものです。

そのため、採用担当者に志望するにあたっての熱意を伝えるためには、志望動機と就活の軸に一貫性を持たなくてはならないのです。

志望動機との一貫性がある就活の軸を持っていると、強いですよ。

就活の軸は明確にして就活をするべし

就活の軸は、企業に手っ取り早く自分をアピールできることに加え、自分自身の指標にもなります。

就活は孤独な戦いです。

辞めたくなると思う瞬間もでてくるかもしれません。

でもそんなときに、強靭な就活の軸を持っていれば、いくらでも立て直すことができます。

就活の軸は就活で使える大きな武器であるとともに、自分を守るための心強い防御でもあります。

そんな就活の軸を明確に持って就活をすることで、あなたの未来は輝くかもしれません。

就活に挑むすべての就活生のみなさんに、心からエールを送ります。

頑張ってくださいね。

それでは、今回はこのあたりで失礼します。

就活の軸を持って、どんどん行動していきましょう。